マップエディタ教習所
 
第2章 はじめてのマップに挑戦!
この項では、基本的なエディタの使い方を簡単に説明します。
 

マップエディタの画面構成
 まず最初にマップエディタを使って作業に入る前にマップエディタの基本的な画面構成について理解して下さい。 マップとミッションの保存やロードなどの基本機能は、メニューバーにあります。 ツールバーには、マップにオブジェクトを配置するのに使う機能がすべて入っています。 「表示」メニューから、さらにいろいろのウィンドウを開くことができます。 ウィンドウは、すべて移動とサイズの変更ができます。 メインウィンドウの外に他のウィンドウを配置することも可能です。

 

マップとミッション
 次にマップとミッションにつてい基本的な概念を理解して下さい。 「サドンストライク」マップエディタでは、マップ上でミッションを実行する場所を定義します。 土地の形状と移動しないオブジェクトは、マップの一部として定義されています。 さらに「ミッション」機能で、行動する部隊とその行動を定義します。 ミッションには、ミッション開始時のユニットの位置、スクリプト、トリガー、テキストの出力、サウンド、特定のオブジェクト、ロケーション、援軍などの要素が含まれています。
 
初めてのミッション作成
この項では、既存のマップを使ってシングルミッション
を作るチュートリアルを紹介いたします。
 

既存マップのロード
 既にデザインされたマップが登録されていますので、それを利用してミッションを作成して行きます。 「マップ」メニューで「マップを開く」を選択します。 001という番号の付いたマップをロードします。 001マップのサイズは「幅:128 高さ:128」の「砂漠」パターンマップです。 (※最初からマップデザインする「新規マップ」の作成については、後の章でご紹介させて頂きます)

 

ミッションの新規作成
 「ミッション」メニューで「ミッションの新規作成」を選択します。 ダイアログ中央に幅と高さを入力できるフィールドにそれぞれ128と入力します。 「OK」ボタンをクリックして下さい。 大きさを指定できる場所がありますが、これは作成するミッションの有効範囲を指定します。 256x256のマップであっても、1/4の部分128x128の範囲を使ってミッションを作成する事が可能なのです。 また、同じマップを使って違うミッションをいくつも作り保存する事が可能です。

 

ユニットの配置
 次にマップ上にユニットを配置します。 プレイヤーがロシア軍、敵がドイツ軍、という設定で配置を行います。 「表示」メニューの「ツールツリー」で「ツールツリー」ウィンドウを開き「ユニット」を選択して下さい。 まずはプレイヤー側のユニットを配置します。 一番下にあるプレイヤーが「プレイヤー」になっている事を確認して下さい。 「ツールツリー」ウィンドウの「新規追加」ボタンをクリックして下さい。
 表示されたウィンドウで、スライダーを使ってユニットを選択します。 「露・独・連・?」というチェックボックスから「露」以外のチェックを外して下さい。 そうすると「露=ロシア軍」ユニットだけが表示されるようになりますので、お好みのユニットを選択して下さい。 左下にある何も入っていない四角形をクリックして、ユニットを選択を有効にします。 「OK」をクリックします。
 マップ上のマウスカーソルが選択したユニットに変わります。 マップ上のユニットが配置可能な場所に、マウスの左クリックしてユニットを配置します。 複数の場所でクリックすると、1種類のユニットを複数の場所に配置することができます。 また、ユニットの向きを変更するには「ツールツリー」のウィンドウにある「<<」と「>>」を使って変更する事が可能です。

 次に「ツールツリー」ウィンドウの一番下にある「プレイヤー」選択ボックスで「敵」を選択します。 再び「新規追加」ボタンをクリックし、敵として戦う新しいユニットを選択し、ウィンドウの左下にある四角形をクリックしてから「OK」をクリックします。 プレイヤーは「露=ロシア軍」で配置しましたので、敵は「独=ドイツ軍」のユニットを配置しましょう!

 

スクリプトの作成
 「プロパティ」メニューで「スクリプトの作成」を選択します。 「新規」をクリックし、表示されたウィンドウの一番上にあるテキストボックスに「勝利」と入力します。 一番下にあるウィンドウの「プレイユニット」をクリックすると、一番上のウィンドウにスクリプト要素が表示されます。

 「<<*>>」というマークをクリックしてそれぞれの条件の文を選択し、「プレイユニット:動作中で、敵数値は:0」という文を作成します。 中央にあるウィンドウをクリックし、その条件の時に起こるコマンドを入れます。 「ミッション終了は」をクリックし、「ミッションの終了は勝利」として文を完成させます。 「OK」をクリックします。

 これで勝利する場合のスクリプトが完成しました。 この操作をもう一度行って、「敗北」という名前のスクリプトを作ります。 このスクリプトには、「プレイユニット:動作中で、プレイヤー(名)数値は:0」と「ミッション終了は敗北」という敗北の場合の文を作成します。 「OK」をクリックして「スクリプト」ウィンドウを終了します。

 

ブリーフィングテキストの編集
 「プロパティ」メニューで「ブリーフィングテキストの作成」を選択します。 中央のテキスト入力フィールド内にテキストを入力します。 1行目に半角の「$」で「$ミッションタイトル」と入力すると、ゲーム中のシングルミッションリスト上にミッションタイトル名として表示されます。 2行目からお好みの文章をご自由に入力して下さい。 完了したら「OK」をクリックします。 (※ミッションタイトルの「$」は記述しなくてもミッションとして成立します)

 

ミッションの保存
 「ミッション」メニューで「ミッションの保存」を選択します。 「---空---」の保存スロットをクリックし「保存」ボタンをクリックします 次に説明文を入力する画面が表示されますので任意の文字を入力して「OK」をクリックして下さい。 (※説明文は1バイト文字、2バイト文字、どちらをご使用頂いても問題はございません)

 

ミッションのコンパイル
 「ミッション」メニューで「シングルミッションとしてコンパイル」を選択します。 「サドンストライク」のゲーム内で表示されるミッション名「TEST」と入力し「保存」をクリックして下さい。 この時、ミッション名には2バイト文字(日本語)や特殊文字は使わずに1バイトの半角英数字のみで記入して下さい。 1バイトの半角英数字以外の文字で保存するとエラーが発生する可能性がございますのでご注意ください。

 

作成したミッションをプレイする
 作成したシングルミッションを「サドンストライク」を立ち上げてプレイします。 まず「サドンストライク」ゲームプログラムを起動して下さい。 「シングルプレイ」の「シングルミッション」画面に移動して下さい。 シングルミッションリスト内に先程コンパイルした「TEST:ミッションタイトル」というファイル名のミッションを選択してゲームを開始して下さい。

 
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